やさいだより    No.144  ’99年 12月17日(金)

今年は色々な意味でギリギリの年でした。
田畑の面積を増やしたため、手が回らずに草だらけにしてしまった個所もありますし、
体力的にも今までのやり方ではこれぐらいの面積が限界かな、と感じました。
その他にも複数のことが重なり、もう限界ギリギリ!!という1999でした。

しかし、こういう状態になって、やっと今までの私達の農業を根本から見なおすことが出来ましたから、
そう言う点ではかえって良い年だったとも言えます。
一時むらいおーがにっく農園は存亡の危機に曝されていましたが、
なんとか、気持ちの上では危機を乗り越えられたようです。
まだ始まっていないのでどうなるかは分かりませんが、来年からの新しい販路も確保することが出来ました。
力を貸してくださった方々には本当に感謝しています。

今年以上に大変になるでしょうが、出来る限りやってみようと思います。
そのためには、今までのような、
苦しいだけで時間がかかりすぎ能率の上がらない人力での作業はどんどん減らしていかなければなりません。
出費は減らしたいのですが、最小限必要な機械は揃えることになります。
もちろん、人の手でなければ出来ないことは沢山ありますから、全て機械でというわけにはいきませんが…。

機械で能率が上がる分今まで以上に田畑に目がゆき届き、作物に手をかけてやることも出来ると思います。

きっぱりと止めてしまうことも考えましたが、やはり自然の中が私の居場所のように思いますし、
そこで体を動かしているのも好きです。
そしてなにより、私達の作ったものを食べてくださる方々の存在は大変大きな支えとなっています。
2000年も大変ではあると思いますが、どんな年になるのか、今から楽しみです。
さちこ