やさいだより       No.172  2000年 11月17日(金)

「農業は運ぶのが仕事」といってもいいほど多種多様な物を頻繁に運びます。
例えば今日一日(16日)を例にとりますと、
「長芋」…掘りとった後、コンテナに入れて軽トラの荷台へ運ぶ
「米袋」…一袋≒30キロ入りの米袋を約20袋荷台へ運ぶ
「はぜ棒」…田んぼで稲の天日干しに使ったはぜ棒を数10本、はぜ棒置き場まで運ぶ
「じゃがいも」…今日の出荷用に、ダンボール箱に入れたじゃがいも(一箱≒20キロ)を
貯蔵部屋から運び出して一キロづつ袋詰め。

これはほんの一例ですが、本当によく運びます。
特に田んぼの仕事は運びまくります。
まずは、育苗では育苗用土の袋、苗箱、トンネル支柱、
田植えの際は約150枚の苗箱を各田んぼへ運ぶし、
田植え後は150枚の苗箱を運んで洗ってまた保管場所へ運ぶ…。
天日干しでは前述のはぜ棒を運んで組んでいき、乾燥したら脱穀で籾袋(約30キロ)をせっせと運ぶ。
ずっしりと重い収穫物を運ぶのはきついけど、嬉しい重さです!

今、のどから手が出るくらい欲しいものは「クローラ式(キャタピラ)運搬車」!
小さいので小回りが効いて狭いところへも入れるし、ぬかるんだ田んぼでも活躍してくれるすぐれものです。
「運ぶ」農業の強い味方になるのですが、いかんせん値段がはりますので…。
さちこ