まんまるだより     2014年 3月 7日

~  啓蟄に思ったこと  ~

3月6日は啓蟄でした。穏やかな青空にぷかりぷかりと白い雲が浮かび、いかにも春らしい空でしたが、
最高気温はなんと2℃ほどの真冬並みの寒さでした。
そろそろ穴から出ようとしていた虫たちも、これでは土の中で震えていることでしょう。
この冬は、関西にも数回雪が降ったそうで、全国的に寒い冬だったのでしょうか?

近頃は、猛暑にゲリラ豪雨、大雪と激しいことが多く、異常気象などとも言われます。
地球の46億年の歴史から見れば、決して異常とは言えないかも知れませんが、
私たちが生きて来た、そして今生きているほんの何10年間の歴史の中では、今までない、ちょっとおかしなことに思えます。

先月各地に被害をもたらした大雪は、佐久でも80㎝ぐらい積もり大混乱となりましたが、
100歳ぐらいの方も初めてだと仰っていたそうです。

豪雪地方では、80㎝はたいした積雪ではないと思いますが、なんと言っても、佐久は寒いけれど雪はほとんど降らない所なので、車は立ち往生、幹線道路が分断されて物資が届かず、スーパーやコンビニでは品不足。
郵便も宅配も一週間ぐらいストップしました。ものすごく困った状態ではありませんでしたが、
私たちが佐久に来て20年で初めての経験でした。
今まで、自分のこととして捉えていなかったと暴露するようで恥ずかしいのですが、
今回やっと、いざという時の為の準備や心構えが大切だと思い始めました。

最近やっと春らしい空気になってきました。朝6時半ごろには部屋に朝日がパァッと差し込みます。
日が長くなるにつれて、目覚めるのも早くなって、徐々に冬眠から覚める野生動物のような気分です。

この大雪で、まんまるファームのビニールハウスも2棟潰れました。
この春は、いつもと違って少し手間の掛かるスタートとなりそうですが、二人とも元気に今年も美味しい作物を作りますよ!!
さちこ