まんまるだより      2014年 3月 28日

~ 思い出の1号ハウス ~

桜の季節になり、やっと春らしくなってきました。
日が長くなるにつれて目覚めるのも早くなり、徐々に冬眠から覚める野生動物のような気分です。
そう言えば3月6日は啓蟄でしたから、虫たちはとっくに動き出しているのでしょうか?

先月の大雪は本当に大変でした。まんまるファームのビニールハウスも2棟潰れました。
潰れたハウスの1棟は、20年前農業を始めて一番初めに立てた記念すべきハウス第1号でした。
あの頃は何もわからず、もちろんハウスの立て方など知りませんから、資材を購入したものの、
何もない畑にどう作ればよいのか、それぞれの部位によって異なる大量の部品をどう組み立てればよいのか、
頭の中は???で一杯でした。

ビニールハウスは簡単な作りではありますが、金属の棒同士を繋ぐ場所や棒の形状等によってそれぞれ違う部品を使うので、
見た目以上に複雑で多くの種類の部品が必要なのです。
そんなことで、四苦八苦しながら完成させたまんまるファームの歴史的建造物(大袈裟)だったのです。

10年ほど前に隣町に引っ越しをした際には、後で建てたもう1棟のハウスと共に解体して、新しい畑に運び、
再び今の場所に建てて現在までずっと使っていました。
倒壊ハウス1
潰れたハウスの中から見た様子です。
雪が降った時のことを考慮して、屋根を支える支柱を立てていましたが、予想もしなかった積雪に耐えきれなかったようです。
第1号のこのハウスで、毎年野菜の苗を育てていました。

先日解体して、今は骨組みが横たわっているのみです。

残ったハウス
こちらは、辛うじて残った第2号ハウスです。
少し凹みましたが、何とか使います。

いつもの春とはちょっと違いますが、
今年も元気に、元気なお米と野菜を作りますよ。
さちこ