まんまるだより     2014年 12月 5日

~ 秋の終わり、冬の始まり 

3月下旬、田んぼの肥料散布が始まり、ここから今年の米作りがスタートしました。
作業の一つ一つを全て書くと長くなるので省きますが、新米が出来るまで長い長い道のりでした。

毎年同じ時期に同じ手順で作業が進むわけですが、毎年同じ気象条件はなく、
稲の生育も違えば、雑草の生え方も違います。機械の故障も出てきます。
もっと言えば、アイガモを含め、動物たち(野生)もどんな行動に出るか分からないので、
毎年新しい予想外の問題やハプニングがあります。

そういう出来事に会う度、驚いたり落胆したり翻弄されたりしていますが、
逆に自然に癒され、励まされながら、今年も無事目出度く新米が出来ました。


稲刈りの終わった田んぼは、写真のように藁を立てて乾かします。

藁カット2
乾いたところで、軽トラに積み込んで畑に運び、このようにカッターで細かくカットして畑に撒きます。畑の土づくりです。

秋耕し
耕うんして今年のシーズン終了です。

考えてみれば、田んぼも畑も、表面をガリガリ引っかかれたり、苗を植えられたり、支柱を打ち込まれたり、
水を張られたと思ったらカモが泳ぎ出したり、春から秋まで何かと騒々しかったと思います。
シーズンの終わった今は、田畑も私たちと同じように安堵と開放感を味わっていることだと思います。

今シーズンもありがとう。また、来年もよろしく。

田畑の片づけが終わり12月に入ると、強い風と共に寒波がやって来ました。
凍てつく佐久の冬の始まりです。
さちこ