やさいだより      No.143 ’99年 12月10日(金)

今年もあと20日となり、毎年のことながら「光陰矢のごとし」と身にしみて感じています。
畑の片付けなどに追われて遅れていた花豆・青大豆の収穫がようやく昨日(9日)終了し、
これで今シーズンの収穫は全て終わりとなりました。(ホーレン草と一部のねぎ・人参を除いて)
これからはホーレン草などの極一部以外は、貯蔵野菜でのお届けとなります。

さて、難しかった肥料の加減も今年はひとつのハードルを越えたように思います。
なかなか満足いくほどに大きく太らなかったきゃべつも今年はかなりうまく作れました。
気候がよかったせいかカボチャもいい出来だったし、じゃがいももいい感じ、ピーマンもたくさん成りました。
逆に良くなかったのもは春まき大根(なぜか割れが多くて少ししかお届けできませんでした)や
秋~冬穫りの人参・白菜などなど。
人参失敗の原因は明らか、「雑草に負けた」ということです。
面積を増やしたりスーパーや直売所への出荷を始めたり、そしてやはり段取りの悪さも重なって労力不足…。
草を取ることが出来ず7割くらいの人参がだめになってしまいました。
秋口くらいから人参のお届けが減ってしまったのはそのためです。申し訳ありませんでした。
なるべく多種類の野菜を詰め合わせてお送りしたい、と常々考えている中で反省すべき点です。

もうひとつの大きな反省点は、皆さんとのコミュニケーション不足です。
この「やさいだより」上でいろんなことを書いて、そして皆さんからのお便りをどんどんと掲載していきたいと思うのですが、
思うように考えを投げかけられずほんの少しのリアクションしかいただくことが出来ませんでした。
野菜について、またそれ以外でもご意見・ご感想などどんどんお寄せいただけますようお願い致します。
(おいしかった、まずかった、こんな野菜も入れて!、ささいなことでも結構ですのでお気軽にどうぞ)
寒さがますます厳しくなるこの時期、いかに野菜を凍らせないようにするかに考えをめぐらせる毎日です。
けんじ