2008年 9月 26日 号
いつの間にか9月もあと少し、朝晩すっかり涼しくなりました。
この頃はせっせとピーマンを収穫しています。先日も(晴れて気持ちのい~い日でした)畑でピーマンを取っていたら、暑くなって嬉しかったのでしょう、セミがみーんみーんと鳴いていました。いいなぁ。。。

と思っていると、今度はツクツクホウシが鳴き始めました。実は、この辺りではツクツクホウシの声はあまり聞かないので、とても新鮮で嬉しくなりました。そして、唐突に故郷の夏を思い出したのです。それもなぜかお盆のお墓参りの、ジットリ暑くて色んなセミが鳴いていて、艶やかな樹木の葉っぱとかうるさいやぶ蚊とか、そういうものが一気に思い出されて、うわぁっと胸が締め付けられて鼻の奥がツーンとしました。
そんな気分になるなんて、あぁ、秋ですね。

さて、お待たせしました。もうすぐ新米の季節です!!
今年も、おいしくて、食べて嬉しくなるような、食べると小さな嫌なことはどうでも良くなるような、
そんなパワーを秘めたお米を作りたいと、アイガモくん達と力を合わせて頑張りました。天候や作業日程によって若干ズレる事はありますが、大体10月下旬頃には出来る予定です。2008年産のお米も、どうぞよろしくお願い致します。

前回、トウモロコシのタヌキの被害について書きました。タヌキはどうにか防げましたが、虫はもうお手上げです。温暖化が進み暑くなると、今まで以上に多くの虫が発生します。トウモロコシには蛾の幼虫が入り込んで、食事をしフンも残すのです。出荷をする時には、ひとつひとつチェックするだけでも相当時間をとられてしまいます。虫や動物のためにせっせと作っているような気もします。
田んぼには、スズメに中身を取られて茶色くなった穂が出現し、テントウムシに似たニジュウヤホシは野菜を齧り、3年ほど前は、野ねずみにかなりのカボチャを齧られました。一個を丁寧に食べてくれればまだ良いのですが、少しずつ齧っていくので困ります。
大豆を作っていた時は、シカがやわらかい葉を食べていくので、畑には棒のようになった大豆の茎が並んでいました。妙な光景でしたね。

奴らは本当に食欲旺盛です。この間運転をしている時に、突然左の手首に近い辺りにチクッと痛みが走ったので、驚いて見てみると、トウモロコシにつく蛾の幼虫が腕に乗っていたのです。
とうとう私まで食べるつもりなの?いやぁ♪、私もまだまだ甘くて瑞々しいってことかしら??     さちこ