2008年 10月 24日 号
いつの間にか10月も後半になり、あっという間に年末が近くなりました。

先月の話。
晴れて気持ちのい~い日に畑でピーマンを取っていたら、暑くなって嬉しかったのでしょう、セミがみーんみーんと鳴いていました。いいなぁ。。。と思っていると、今度はツクツクホウシが鳴き始めました。実は、この辺りではツクツクホウシの声はあまり聞かないので、とても新鮮で嬉しくなりました。そして、唐突に故郷の夏を思い出したのです。それもなぜかお盆のお墓参りの、ジットリ暑くて色んなセミが鳴いていて、艶やかな樹木の葉っぱとかうるさいやぶ蚊とか、そういうものが一気に思い出されて、わぁっと胸が締め付けられて鼻の奥がツーンとしました。そんな気分になるなんて、あぁ、秋ですね。
あの頃はまだ夏の続きのようでしたが、それから急に冷えて、一気に秋の終わりにになってしまったようでしたね。朝晩あまりに寒いので、まだ10月に入ったばかりだと言うのに、耐え切れずにコタツを出しました。

それからの空は、回復して秋晴れの汗ばむ日もありますが、日も短くなり、あちこちで稲刈りを
して、山の木々も紅葉して、この辺りは晩秋の気配が濃厚になって来ました。
良い季節ですよ。

今農園ではピーマンやカブの収穫に精を出しています。
今年は9月に雨が多く、10月も定期的に降っているので、田んぼが乾かず稲刈が遅れそうです。私達の田んぼがある辺りは、特に粘土が強いので乾きにくく作業も難しい所です。しかし、何故かはわかりませんが、粘度が強い田では美味しいお米が出来ると言われていますし、実際そういう所は、この辺りではおいしいお米の産地として知られています。

きれいな水ときれいな空気と、日較差の大きい気候と強粘土でおいしくなり、農薬も化学肥料も
使わず、カモの力を借りた米作りで益々清らかで甘く美味なお米に出来上がります。なるべく早く新米をお届けしたいのですが、天候次第なので、多少遅れるかもしれませんが、待っててくださいね。

お米といえば、9月の終わりに我が家の炊飯器が突然壊れてしまいました。買ってからまだ何年
も経っていなかったのですが、新しい家電製品は複雑な分壊れ易いのでしょうか。仕方が無いので、
繋ぎのつもりで鍋でご飯を炊いたのですが、これが拍子抜けするぐらい簡単ですっかり気に入り
ました。今では、専用の土鍋でご飯を炊いています。水加減を調節して、回を重ねるごとに美味し
くなっているような。
土鍋で炊いた新米はどんな感じでしょう?楽しみです。^^ さちこ